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大地 [お気に入りの本]

大地 (1)
貧しい農夫ワンが、富豪の家の女奴隷オーランを嫁に迎える朝から、物語は始まります。

母親をなくし、老父と2人きりのワンの暮らしは絵に描いたような貧しさでしたが、オーランとともに畑を耕し、ぼろ家に手を入れ、少しずつ暮らしは潤っていきます。

最初の子どもに恵まれ、祝いの菓子を作り、オーランの奉公先への挨拶の帰り道、その幸せに不安になった2人は、天の神にねたまれぬよう「ああなんて不幸な子・・・」と嘆いて見せるのでした。

老父と子供達を養い、幾度かの飢饉のたびワン一家は力を合わせどん底から生き延びていきます。
極貧の生活から富豪となっていくうちに、ワンの価値観は変わっていってしまうのですが・・・。

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30年来の愛読書。

パールバックの「大地」。

なぜかどうしても時々読み返したくなります。

実直で素朴なワンと忍耐強く知恵深いオーラン、生きていくとはこういうことではなかろうか・・・と当時中学生だった私は思ったものでした。

物語は、中国の変革期という時代を舞台に、ワン一家の子・孫へと主役を移しながら続いていきます。
でも、ワンとオーランが2人力を合わせて苦境を乗り切っていく前半部分が私はとても好きなんです。

何でもある今の子供達にとって、「生きる」って事は、ある意味簡単で、そして難しいことのように思います。
「今日生きれるか、明日生きれるか・・・」という状況にあって、母親の知恵と努力は家族の生死にかかわる時代に、私はオーランのように生きてみたかったのかもしれません。

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新茶のおいしい季節ですね(^_^)

オーランを迎えに行く朝、ワンは湯にお茶の葉を入れて老父から怒られます。
普段白湯しか飲まないワン家にとってお茶はとても貴重なものだったのです。

おいしいお茶をゆっくりいただく・・・幸せ。ワンさんごめんね。

生活クラブのお茶は、三重県度会(わたらい)産。
自主管理の元、きびしい基準で作られています。
飲むと体が元気になる気がします。

もう一つ大好きなのが、緑茶アイスクリーム。
市販のもののように濃い緑ではありません。
なんとも柔らかいもえぎ色です。
これには、お茶じゃなくて、熱いコーヒーが合うんですよ。

写真の構図を考えてるうちに、どんどん溶けていって・・・(+_+)

あ、でも本当にいいアイスクリームは溶けてもおいしいんです、ホント。


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コメント 2

遠近感がついて、写真が本当に素敵になりましたね。

携帯のカメラでは、平面的な・・そのまんまの感じで面白くないかも・・
うらやましぃ~な。

アイスが溶けるほどの時間、写真の構図を考えるなんて、
さすが、ビオラママ!

今日はHAOWちゃんの講座です。
講座のあと、かずたん・ひさごん・HAOWちゃんとランチです。♪
by (2007-06-13 06:37) 

ビオラママ

本当は「考えてるうちに・・・」じゃないの。

撮っても撮っても・・・「これでいいのかなー?」って。
何枚も撮ってるうちに、溶けてったのでした(+_+)
by ビオラママ (2007-06-16 12:30) 

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