究極の恋愛小説 山水戀圖 奥山民枝の不思議な世界 [お気に入りの本]
奥山民枝という画家をごぞんじでしょうか?
強く弱く柔らかく神秘的な光に包まれた太陽・雲・山・・・不思議な不思議な絵を描く画家です。
この人がかつて展覧会の際に書いた幻の小説が出版されました。
誰かに恋する気持ちは、本当に「気がついたらそうなっていた」って気持ち。
ひたすらに想い続ける「俺」の言葉が胸にせつない。
若者のストレートで突き抜けるような恋心に胸が熱くなります。
「魂の秘境」・・・谷川俊太郎さんが帯に寄せている言葉です。
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生活クラブの「本の花束」
選書メンバーを卒業して半年たちました。
新旧のメンバーの交わすメーリングのおかげで、現メンバーがまた一生懸命アンテナをたてて、いい本を探しているのがわかります。
選書には、いくつか基準があります。
「暮らし」のジャンルであれば、生活クラブ的にどうか?とかね。
生活クラブの消費材の共同購入と同じ。
「買いたい人がいるかな」「売れるかな」は当然ついて回るテーゼですけど、私たちに必要なものを取りあげて紹介したい。
でも、時にはそういった基準がまったく当てはまらない、
でも トモカク、スゴク スゴク ココロに響いた!って本があります。
それが、この「山水戀圖」
昨年出会った本の中で、ベストスリーの1冊。
他の2冊は、
「我々はどこにいくのか?」
「軟水のお風呂で赤ちゃんの肌に」
もし、この本を手にすることがあったら、決して最後を先に見ないで欲しい。
最初のページから絵と文章を丁寧に味わってみてほしいです。
・・・最後、号泣してしまいました。
本にも、出会いのタイミングがあります。
「ビオラママ、この本がベストなのー!?」って思うかな。アシカラズ。
泣いちゃったんですか!それも、号泣!いいですね、
最近泣いてないような気がします。本でも映画でも
ドラマでも、グッとくるものに出会ってないなぁー。
by (2007-03-09 23:00)
おばちゃん、こんばんは(^_^)
お店のHPオープンおめでとうございます!
食べに行きたいけど、三原は遠いです。
あー、でも弦ちゃんに会いたいし・・・。
私はとっても涙もろいので、みんなは泣かないかもしれませんデス。
by ビオラママ (2007-03-09 23:55)
ビオラママ号泣ですか・・・ それはぜひぜひ読んでみます!
私もとっても涙もろいのです。
「我々はどこにいくのか?」も読みたい!
それにしても、不思議な絵ですね・・・魂で描いている感じ
by 歌子 (2007-03-11 17:22)
歌子さん(^_^)
ぜひ、読んでみてください。
花束の企画会議でモーレツに押したのですが、「大人のため絵本」という企画自体は通ったものの、この本自体は見送りとなったんです。
たぶん、この本の評価は賛否両論です。
本にも出会いのタイミングがあるので、響く人には強烈に響くと思うの。
by ビオラママ (2007-03-11 21:36)
ページを繰ると見開きの絵がゆらゆらと動き出し荘厳な音楽が鳴り響くような、生理的な感覚を刺激する本です。
柔らかな靄に包まれているような皮膚感覚で感じる本です。
読んでいるうちに夢の中にいるような錯覚に陥ります。
こんなにまでセクシーで一途で切ない恋心の本に心揺すぶられるビオラママ。とっても意外でした。なんで~!?
きっと少女の頃の熱い想いをしまっていた心の扉がノックされたのね。
>本にも、出会いのタイミングがあります。
本との出会いも恋のよう。
by ひさごん (2007-03-11 22:16)
ひさごん、読んでいるんですね。
ビオラママのベスト3読んでみたいなあ。
by はおw (2007-03-13 12:28)