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ウサギはなぜ嘘を許せないのか? [お気に入りの本]

ウサギはなぜ嘘を許せないのか?ある日突然、僕の目の前に現れた妖精・・・。

妖精の名はアリストテレス・・・略してアリ。

他の人には見えないけれど、いつもそばにいて、

僕が何かずるいことをや不正なことをしようとすると・・・

「それは正しくない。それはっ・・・!」って、その大きな足(アリは身長190センチもある大ウサギなんだ)で、僕を蹴飛ばすんだ!

成績のふるわない僕を思って(!)、友達思いの仲間が、カンニングや卒論を業者から買う作戦に僕を誘う。

それなのに、アリはそういった不正を決して許さない。

僕は友達からあざわらわれながら、つらい勉強に時間を費やする。

「他のみんながしているから・・・」は、アリには言い訳にならない。

要領のいい友達は、やすやすと名声や富を手にするのに、僕は・・・。

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最近くびをかしげる新聞記事が多いね。

偽装・粉飾・事故隠し・・・。

「正しくやってない」・・・子どもでも分かることを、なぜ大人ができないんだろう。

1人でいるときは、家族思いのモラルのある人がほとんどなのに。

集団になると間違ったことをしやすくなる。

「みんなと歩調を合わせていない」と非難されることが、組織のモラル(←その組織内だけのモラル)を守る手段だからだ。

他人をあざけるのは短距離走者のゲームにはつきものだし、自分達のやっていることを正当化するために必要だから。

まるで「おまえの方がおかしい」という論法におしつぶされそうになることあるよね。

正しくあることは「勇気」がいるし、時として辛くなる。

本当のモラルに反する問題が目の当たりにしても「何もしない」・・・。

その口を閉じたままのその態度が、事態をいっそう好ましくない方向へ進めてしまうのに。

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「法令遵守」と訳されるコンプライアンスの社内文書を作成した時、その言葉言葉一つがとてもわかりにくいと感じた。

何重にも規制をかけて「正しくあるように」解く解説書のどこにみんなを正しく導く力があるのかわからなかった。

この「ウサギはなぜ嘘を許せないのか?」は、大人の寓話といっていいほど、爽快にこの疑問に答えてくれる。

「正しくあるように」行動することは、とっても気持ちがいい!

体気をつけて(←ここはとっても大事)、いい仕事ができるようにね。

そして今日からまた1日1日、気持ちよく仕事ができますように。 

隣にいるアリによろしくね。


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